オレの気持ちをわかってくれたのか!

今日はほどほど遅くなったので、帰宅途中でラーメンを食べて帰った。そのラーメン店はよく利用するのだが、チェーン店で安さが売り物である。一番安いラーメンが298円(税抜)、餃子が180円、ダブル餃子(2皿分)が300円である。ちょっとだけビールを飲みたかったので、グラスビール230円も注文することに決めていた。
「ご注文お伺いします」と聞かれて、「あっさりコクだししょうゆラーメンとダブル餃子と、そしてグラスビールください」と答えた。通常なら「少々お待ちください」と言われたあと、そそくさにまずビールが出てきて、飲み終わった頃に餃子とラーメンが出てくる、ひどい時には先にラーメンが出てきてしばらくしてから餃子という場合も多い。安いのでそんなもんだと思ってとくに苦情はしない。しかし、今日の店員さんは違っていた。
「餃子が焼けるのに5分ほど時間がかかりますが、ビールはすぐお持ちしてよろしいでしょうか?それとも餃子と一緒にお持ちしましょうか?」と聞いてくれたのだ。この意外な対応にはとてもうれしくなり「一緒でおねがいしま〜す」とはずんだ声で答えてしまった。ビールを飲みたいわけではなく、餃子をたべながらビールをクィ〜ッと飲みたいのである。この店員さんはこの気持ちをわかってくれているのである。それで終わりではない。続きがある。この店員さんは次に「ラーメンは後でお作りした方がよろしいでしょうか?」とまで聞いてくれたのである。餃子とビールを楽しんでいるうちにラーメンが出てきてしまうと、麺がのびてしまう。ラーメンが気になって餃子とビールを平らげるのにあせってしまったりする。なんともすばらしい接客である。他の店員さんが同じことを聞いてくれるわけではないので、マニュアルになっているわけではないと思われる。あくまで、この店員さん独自のスタイルのようである。
今日はとても満足した。