受験生のみなさん、ご苦労さまでした!

今年度一次試験が実施されてからもう1週間経ってしまいました。遅くなりましたが、受験生の方々どうもご苦労さまでした。例年より簡単だったとか、すぐにわかる問題とわからない問題の差が大きかったとか、そんなことを聞いていますが、なんといってもすばらしかったのは、試験の実施母体である診断協会より正解と配点が公表されたことだ。これはすごく画期的なことだと思います。平成15年度(2003年度)の一次試験を受験したのですが、試験終了後は各受験機関からのバラツキのある「予想解答」に一喜一憂してしまい、仕事が手につきませんでした。各受験機関の予想解答はその後、各受験機関ともに改訂に改訂を重ねました。結果として、改訂されたとしても、中には各受験機関の予想解答がバラツいているものがありました。つまり、受験生にとっては約1ヶ月後の合格発表まで結果がわからないという状況に陥りました。
参考まで、自分が受験した2003年当時のこの時期に、勉強会グループMLへ投稿した記事の抜粋は次の通りです。

Date: 2003年8月5日(火)午後8時17分
Subject:一次試験:きびし〜、でもあきらめないでピグマリオンになる
本日午後マンパの結果が出たので、正答率(「自己採点」とか「結果」ということばを使うのはやめときます)を比較しました。
なお、比較したのは学院、TAC、TBC、LEC、マンパワーの5校です。
(J-CONは8日公開とのことなので除いてます)
経済     76%(各校一律)
財務     70%(マンパ)〜74%(その他)
企業経営  104%(TBC)〜123%(TAC、マンパ)
運営管理  54%(マンパ)〜61%(TAC)
法務     41%(学院)〜48%(TAC)
新規事業  67%(TAC)〜85%(TBC)
情報     37%(学院)〜44%(TBC)
中小     130%〜143%(マンパ)
合計     610%(学院)〜635(マンパ)
1.各受験機関の「予想解答」が本当に割れている
  企業経営、新規事業は20点もの差がある
  →あまりあてにならない、とポジティブシンキング
2.相性のよい学校と悪い学校があるようだ
  学院は相性が悪い、情報は足切りくらわせてもらってるし
  (でも第12問のEVMSは学院だけがイであとは全部ア、自分でじっ
  くりやってみてもア、よってポジティブシンキングすることに・・・)
  合計も最低だし・・・
  それに反して、マンパは相性がいい、マンパはじっくり解答を出し
  たということでポジティブシンキングすることに・・・
  →これだけ開きがあると、何を信じてよいやら・・・、学院の解答を
   基準にしてガックリするのはよろしくないと思われる
3.Kさんより投稿のあった、日銀による法定準備率操作ならぬ
  「診断士協会による合格率操作」にかけることにしよう・・・
4.ピグマリオンになるぞ〜、情報と法務が足切でないことを念じ続け
  て二次やりま〜す。昨日より通勤電車の中で日経ビジネスの「小さな
  トップ企業」や白書の事例集などを読んで、事例攻略のヒントを植え付
  け始めた・・・
5.足切りの不安は二次の楽しさで忘れることにします!
MSK@NEVER GIVE-UP!

Date: 2003年8月6日(水) 午前11時44分
Subject: 各受験機関解答割れ
しつこいようですが、学院、TAC、マンパワー、TBC、LECの解答を比較して、5校で一致していなかった設問の割合を算出してみました。
(5校で一致しなかった設問数÷全設問数X100)

経済     0%
財務     7%
企業経営  26%
運営管理  22%
法務    20%
新規事業  42%
情報    24%
中小    18%

経済と財務以外は各校で解答が違っている設問がいかに多いかがわかります。
新規事業開発は特に顕著です。
各校とも、それなりの専門家の方々が解答を提示しているわけですから、そういった方々でもこれだけ解答が違うということは問題自体に問題がある可能性が少なからずあるのではないかとも思われます。ひょっとして、こういった問題は全員正解となるかもしれませんね。
私もこれにて一次の分析などは終わりにして二次に集中することにします。

誤植も発覚しているので、なんともいえませんが、とにかく諦めた瞬間に敗北となります。最後まで希望を捨てないで諦めないでかんばってほしいと思います。