組織風土検討委員会

組織風土検討委員会なるもののメンバーになってほしいという依頼があった。先日若手で行った座談会で出た意見を中堅でレビュー・評価し、組織風土を真剣に考えて行こう、という前向きな趣旨であるらしい。多少興味もあるので、時間が空いていればということで承諾した。
若手からの意見を見せてもらった。確かにそうだ、というものから、それはちょっと甘えすぎなんじゃないの、というものまでいろいろ書いてあった。中でも目に留まったのが、「コミュニケーションが少ない」という項目である。フランクに話ができない、聞きたいことがあっても訊きづらい、飲み会に誘ってくれない、社内に知らない人が多すぎる、などで、中には書けないほどのものもある。積極的に自分から入り込んでいく、というより、待ちの姿勢が感じられるものが多いと感じた。こういった一種の悩みを読んでいて、ふと浮かんだことがある。診断士のコミュニケーションだ。例えば、自分が興味ある研究会を選んで自ら出かけていく。出かけた先には知っている人などほとんどおらず、一人ぼっち状態。でも名刺交換などをすると、診断士というだけでみんな仲間という意識が自然に湧いてくる。会の後はきまって飲み会。誘われないなどということはなく、新参者大歓迎。乾杯後はいろんな話題で活発なコミュニケーション。ここでは、「コミュニケーション不足」ということばが適さない場合が多い。そう考えて見ると、今さらながら素晴らしい・・・。
悩める子羊たちにこの世界を見せてあげたいね。