モバイルスイカ:30円チャージ不足で3,000円の出費

時刻は18:30。急ぎがちにオフォスを出た。今日は水曜日、ノー残業デーだ。それにもかかわらず、みんなまだ残業していた。多少後ろめたさを感じて部屋を後にした。
今日は診断士受験学校時代の恩師T先生とお会いすることになっていた。当時はT先生の二次試験の講義に通っていた。まとめが非常にうまく、直前の復習にはT先生の板書メモを何度も繰り返し見ていた。正直、私が二次試験に合格できたのはT先生のおかげと信じている。約束は19:00にN駅近くのお店である。ここS駅からN駅まで行くには異なる路線を乗り継がなければならない。しかし、ときに直通が走っている。直通の発車時刻は18:40。発車まであと10分はギリギリの時間である。それを逃すと30分ほど遅刻になる。多少急ぎ足でS駅に向かった。
改札の前に来ると、電車がホームに入ったところであった。改札を通過して階段を走って上ればなんとか間に合う自信はあった。得意のモバイルスイカを胸ポケットから出し、改札にタッチした。その瞬間サイレンが鳴り響きゲートが閉じて行く手を阻んだ。「チャージ金額が不足です!」と表示されていた。「ついこの間3,000円チャージしたばかりなのに、そんなバカなっ!」と思いつつ、隣の改札にタッチ。現象は同じだった。改札では電車が発車するベルが鳴っている。モバイルスイカのチャージには多少の時間を要する。アプリ画面を開いてパスワードを入力してログインし、チャージ金額を設定して、ダウンロードする。ダウンロードには約1分近くかかる。今さら現金で切符を買っても間に合わない。諦めるしかしょうがない。アプリを開いてチャージ金額を確認したら"100円"。あと30円あれば通過できた。ついこの間3,000円チャージしたのだが、電車に乗る機会が多く、あっという間に100円まで消化していたのだ。気付かなかった。今日の午前中もお客様のところに出かけたのでモバイルスイカを使った。改札にタッチしたときに残高の表示が出る。それを見ていなかったのだ。ボ〜ッとしていた・・・
次の電車を待つと約30分の遅刻となる。ここは約束優先と考え、タクシー乗り場に向かった。タクシー料金は3,000円だった。5分遅れた。30円不足で3,000円の出費。約束には遅れたが、5分は許容範囲内ということで、タクシーを選択したことに悔いはない。ただ、チャージ金額は常に確認しようと心に決めた。