心が乱れたと感じたとき

最近、どうもイライラしてしまう。ちょいとからだの調子仕事がよくない、一気に片付かない、例のリソース問題に悪戦苦闘、などが原因かもしれない。イライラすると人に対してつい嫌なことを言ってしまったり、八つ当たり気味になったりしてしまう。先日もマーケ担当と口論になり、お互い嫌なことを言い合ってお互い嫌な気分になってしまった。
このような状況に陥ったと自覚したときは、松下幸之助さんの次のようなお言葉が書いてある紙を読む。この紙はいつもカバンに入っている。

身なりは鏡で正せるにしても、鏡は心のゆがみまでは映し出しはしない。だから人はとかく、自分の考えや振る舞いの誤りを自覚しにくい。しかし、求める心、謙虚な心さえあれば、心の鏡は随所にある。自分の周囲にあるもの、いる人、これすべて、わが心の反映である。もう少し、周囲をよく見たり、もう少し、周囲の人の声に耳を傾けたい。この謙虚な心、素直な心があれば、人もものも皆わが心の鏡として、自分の考え、自分の振る舞いの正邪が、ありのままに映し出されてくるだろう。
松下幸之助

一度読むとハッとする。忘れていたことを思い出して反省する。これではいけない、今の自分は周りから見たらとても醜い、と感じる。怒り、もやもやを周囲への感謝の気持ちに変えることができる。そうすると上にあったものがなんだか下にす〜っと下がっていく感じがする。
この言葉を読むと、見失いかけていた自分を取り戻すことができたように感じる。ただ、心が乱れたことを自分で感じなくなったらきっと最悪だろう。