野球は仮説設定

今日は低学年チームの練習が終わった後、16時から5年生チームの試合があったので見に行った。
1回にエラーで先取点を許してしまい嫌なムードが漂っていた。1アウトで2点目のランナーが3塁にいる。もう2〜3点、下手すれば大量点になる雰囲気であった。打球はライトへ。ライトが捕球して3塁ランナーはタッチアップでホームへ。ファーストがライトとホームを一直線に結ぶ中間に入る。ライトはファーストに返球。ファーストはキャッチャーへ。クロスプレーは間一髪アウトで3アウトチェンジであった。このダブルプレーにより1点に抑えて流れを呼び込んだこちらのチームは逆転して勝利した。
つい個の間まではこのようなプレーができなかった。同じところに打球がきても、アウトカウント、ランナーの状況、点差により対応が異なる。選手は常に、それらを把握して、次に起こりえることをすべて想定して、その各々に対して対策を講じていなければならない。今日のプレーはそれがしっかりできていたことを証明するものである。
5年生チームの今後がますます楽しみではあるが、野球(に限らずそうだが)は次に起こりえることを想定するかしないかが大きく明暗を分けることを痛感した。