FFS理論

診断士研究会に参加。テーマは個性分析と組織活性化について。
小林恵智氏が考案した「FFS理論」(Five Factors and Stress)というものがある。5つの因子とストレスで個性を分析するという考え方だ。米海兵隊で実証実験も実施している。質問に答えてそれを集計すると4つの個性タイプに分類できる。

  • リーダーシップ型:信念を持って組織を引っ張るタイプ
  • マネジメント型:各人の調和を図りながら組織をまとめるタイプ
  • タグボート型:新しいことを次々に見つけてくるタイプ
  • アンカー型:決められたことを忠実に実行するタイプ

私はマネジメント型であった。日本人はマネジメント型とアンカー型が多いらしいが、本日の参加者にはリーダーシップ型とタグボート型が多く、診断士の集団らしい結果であった。
この4つの個性タイプを見極めた上で、それを最適に組み合わせることにより組織活性化に活かそうというもの。リーダーシップ型がリードし、タグボート型が新しい案件を持ってきて、マネジメント型がうまく調整し、アンカー型が契約などの手続きを行う。また、社長とその右腕では、リーダーシップ型とマネジメント型、またはタグボート型とアンカー型の組み合わせがうまく行くとのこと。同じタイプの人間が集まるよりも、異質なタイプをうまく配置させることにより生産性を向上させるという考え方が興味深かった。
自分のところの組織もこの観点で見てみようと思う。