「戦略」とは

田坂師匠のメルマガ「風の便り」第186号に「戦略」について書かれていた。

「戦略」と書いて、
「戦」(たたかい)を
「略」(はぶく)と、読む。
「戦略思考」とは、
「いかに戦うか」の思考ではなく、
「いかに戦わないか」の思考。
では、なぜ、経営者は、無用の戦いをせず、目的を達するために、戦略思考を尽くさなければならないのか。
それは、決して、「経営資源」を無駄に使わぬためではない。
部下や社員の人生のかけがえのない時間。それを大切にするため経営者は、戦略思考を尽くさなければならない。
いかなる華々しい戦略も、その陰で、一人の人間が、かけがえのない人生の時間を、捧げている。
その覚悟を抱いたとき、本当の「戦略思考」が始まるのでしょう。

職場でも「戦略」を練っているつもりだし、診断士でも「戦略」を口にしているが、「戦いを省く、如何に戦わないか」とは考えてもみなかった。そして、部下や社員の人生を大切にするためにそうしなければならない、という考えに立つ。これは、業務効率を上げる、人手をかけずに稼ぐ、の考え方と妙に結びついた。
大きな気付きであった。