悪ガキ

今日はコーチ陣が全員休みで、私だけが練習に参加。1人で15人の子供たちの指導を行う。
これは野球の指導ではない。生活指導ともいうべき、けんか、ののしり、弱いものいじめ、などとのいわゆる一種の闘いである。さすがに1人では見切らないので、選手のお父さんで今日仕事が休みの人に根回しして手伝ってもらった。2名が手伝ってくれた。
子供ごごろにしてみれば、普段は監督のフォロー役に回って選手達をどちらかというと励ます存在の人間が急に指揮をとる立場となり自分のいうことを聞いてくれなくなる、そのギャップが気に入らないらしく、反発的な態度が目立った。午前中はまだ、主力選手数名が4年生の試合に駆り出されたので優しい口調の指導ができた。しかし、午後になって、上の学年の試合で活躍して、鼻高々で帰ってきた奴らが合流すると雰囲気は一変し、厳しい口調で進めないとどうにも収まらない状況となった。この数名の悪ガキぶりには見ていたお母さん方もビックリしていたらしい。
2面性を持つという状況は子供の頭でなんとなくはわかってはいるものの、感情がついてこないのだろう。いずれにしても、人手不足による非日常的な状態が招いた結果でもある。