MBA恋愛戦略

「MBA」恋愛戦略―最強のマーケティング理論で説く彼女獲得のしくみと方法
今日は診断士の研究会。テーマは①「blogの次に来るもの〜Wiki」②「MBA恋愛戦略」の2本立て。講師は織田隼人氏。「MBA恋愛戦略」の書籍はMBA関連ランキングでも上位である。
最初はどんなのかと思ったが、話を聞いていくうちにすごいことがわかった。種々の経営理論、組織論、マーケティング理論をすべて恋愛に当てはめて説明している。経営戦略フロー(理念→環境分析ドメイン設定→戦略→戦術)に始まり、ハーズバーグの動機付け/衛生理論、アンゾフの製品・市場マトリクス(恋愛の場合には「製品」の部分は「趣味・嗜好」)、コトラーの競争地位別戦略(リーダー、チャレンジャー、ニッチャー、フォロワー)、などなど盛りだくさんである。
おもしろかったことを何点か挙げると、

  • 理念は「もてたい」を設定するのではなく、「相手に価値を与える」とすることが大事。
  • 女性の受け入れ範囲は、NGが20%、どちらでもよいが60%、OKが20%。最初は衛生要因が重要であり、清潔感、マナー、しゃべり(自慢、批判、ウンチクはダメ)により、最初からNGにならないようにしなければならない。最初でNGとなってしまうと絶対上に行けない。少なくとも、「どちらでもよい」にとどまれば「最初はなんともなかったけど、だんだん好きになってきた」という展開も期待できる。
  • ニッチャーの戦略は「賭けに出る」こと。「オレは小説家になる!」というような突拍子もないことを言って引き付ける。

この歳で恋愛どうのということはないが、説得力がありおもしろかった。こういうことをまじめに考えた織田氏に拍手!