ローカル線の旅

今日は午前中の連チャン打ち合わせを終えた後、休暇モード。次男のTと2人旅へ出発。新幹線に乗って山形へと向かった。いわゆる帰省である。山形新幹線は満席のため、仙台経由で仙山線(仙台−山形間)というローカル線を使ってのルートとなった。
東京駅はものすごく込んでいた。まだまだ帰省ラッシュの最中である。MAXやまびこに乗り込み仙台へ。Tは2時間ず〜っと任天堂DSでゲームをやっており、静かにしていた。TVゲームは目に悪いとかゲーム脳になってキレ易くなるとかいうデメリットが指摘されているが、こういうときはとても助かる。仙台駅での乗り継ぎ時間は17分。好物の鮭はらこめし(しゃけといくらのごはん)弁当を買って仙山線に乗り込んだ。仙山線は意外と混んでいた。4つ掛けの席が2席空いていたのでそこに座らせてもらった。時刻は18時半で、Tはおなかがすいたと言っていたが、もう少し人が少なくなるまで我慢するように言った。個人的には、下落合、愛子(あやし)あたりで乗客がけっこう降りて車中が空いてくると踏んでいた。しかし、そうでもなかった。この列車の乗客は山形まで向かう人がほとんどのようだ。弁当を買って仙山線の電車の中で楽しく食べようという作戦はちょいと甘かったようだ。次の作並駅が時間的にもラストチャンス。そこでそんなに減らないならお弁当は電車を降りるまでおあずけである。作並で隣の4つ掛けの席の人が降りて3席空いた。Tは限界に達していたので、そちらに移動して弁当開きを決行した。Tは「おいしいおいしい」と言って食べていた。鮭はらこめし弁当がまずいわけはないが、子供心に電車で食べるお弁当は新鮮に感じたのであろう。親としては周りの乗客が多少は気になるものの、そんなものも気にしなければ気にならない。
山寺駅で降りたら、立石寺がライトアップされていた。いつの間にこんな演出を始めたのだろうと思いタクシーの運転手さんに聞いてみたところ、最近ということだった。名所だけににくい演出である。実家に到着したのは20時であった。
個人的にはローカル線でゆっくり巡る旅が好きである。時間がふんだんにあれば全部ローカル線をつないでも平気である。その地方の文化や情緒に触れることができるからだ。Tも子供ごごろにその辺を感じてくれたのならこの2人旅は価値がある。