マーケティングの行方

今日は歓送会。マーケティング強化のために出向してもらっていたUさん。新規の企画、商品、事業について経験豊富なUさんが職場に来て1年、数々の新しい視点に基づいた指導を見せてもらった。出向という立場から、あまり先頭にたって意思決定に携わってもらってはいないが、自分で手を動かして人にやって見せてくれた。特に企画、商品、ビジネスの評価と顧客との交渉戦術については、自分たちの常識が実は非常識であるということを気付かせてくれた。そんなUさんは、こんな自分たちでも、もう少し一緒に続けてくれる意思があった。しかし今日は歓送会。その背景には、意思決定する立場の人たちの間に「マーケティングなんて無意味だ」という発想が根強く残っていたことが原因のようだ。目先の数字だけが最大の関心事で、将来のことはどうでもよい・・・そんな発想でよいのか。
Uさんの突然の出向解除には多くの実務担当者が落胆した。