みんなウマくなってるよ

7月より少年野球チームのコーチになって以来、ほぼ土・日曜日は毎週グラウンドに出ている。運よく(悪くかも)土日曜日はほとんど晴れでしかも強い日差しが照りつける状況。顔と腕だけはまっ黒になってしまった。いわゆる、ドカタ焼け。途中、友遊ボールといって、やわらかいボールをメガホンをバット代わりに使って打って、素手で守るような競技で県大会に出場したりということもあったが、地味な練習と時折の練習試合の積み重ねであった。でも、みんな確実にウマくなってるのがわかる。
所詮小学校低学年である。一生懸命説明してもまるで聞いちゃいない。大人の目線で説明しても無駄なのである。彼らがどんなときにうれしそうな顔をするかといえば、褒められたときである。何でもいいからちょっとしたことを褒める。褒めるとなんとなく前向きにやるようになる。そうするとまた褒められる・・・といった好循環が生まれる。くどい説明はいらない。一言だけポイントを言って、あとはやらせてみて、褒めてやる。これだけだ。そんな風にしていると、自然とコミュニケーションが生まれて、それが信頼関係に発展する。コーチングの理論と照らし合わせてやっているといろいろとおもしろい。
練習はだいたい、走塁、守備練習、バッティング、であるが、走塁は常に試合を意識した内容である。常に相手の隙を突いて次の塁を積極的に狙う。少年野球ではフォアボールで出塁した後の走塁でいかにホームを踏むかがカギになる。これは非常によくできている。先週の練習試合でもこの走塁力の差が勝因であった。守備もよくなってきている。ゴロ、フライともに捕れる、投げれる、そしてどこに投げればよいかが自分で判断できるようになってきている。10月16日からのトーナメントが楽しみである。