マリーンズのメガホンを求めて

日曜日に市の「友遊ボール」大会がある。トーナメントで3位に入れば県大会に出場できる。昨年はみごとに県大会に出場したが予選リーグ敗退であった。
この友遊ボールは3年生以下の競技で、黄色いやわらかいボールを使ってグローブなしで素手で競技する。
バットは応援メガホン(プロ野球の応援で両手に持ってたたいて音を出す、あのプラスチック製のバットの形をしたもの)を使う。タッチプレーは禁止で、塁間の中間に線が引いてあり、ランナーがそれを越えれば次の塁に送球してベースタッチすればアウト、越えなければ前の塁に送球してベースタッチすればアウト(これを「みなしフォースアウト」という)、という特殊なルールがある。他にも、ピッチャーは攻撃のチームの選手(大人でも可で、しかも唯一男性可)が打ちやすいボールを投げることができる、バッターは三振なし、ピッチャーに打球が当たったらアウト、お母さんが2名までチームに参加してよい(大人男性はダメ)、などのルールがある。昨年の県大会のときには、この中で「お母さん2名」が大きな勝敗の鍵を握った。当チームは何も知らなかったので、子供だけのチームで試合したが、相手チームはお母さんが本気でボカスカ打つわ、ファーストとキャッチャーを守りほぼ完璧にアウトを量産するわ、この2名のお母さんの力で勝ちが決まるような感じであった。今年は市の大会のうちから有力なお母さんを確保してあるので、その点は大丈夫。
さて、私はというとピッチャーをやることを期待されていたのだが、会社の部下の結婚披露宴と重なってしまい、残念ながら欠席。この点あまりにも申し訳ないので、マリーンズのメガホンバットを寄付して、子供たちの闘争心を掻き立てるのに役立とうと考えた。仕事が終わってから、メガホンバットを求めて海浜幕張まで電車に乗り、マリーンズショップへ。しかし、そのアイディアと行動力は報われず、マリーンズショップではメガホンバットは販売していないとのこと、その落胆は大きい。マリーンスタジアムでしか購入できないとのこと。さらにその日のロッテはセパ交流戦阪神と甲子園での試合のため、マリーンスタジアムでの購入も無理で、メガホンバット計画は実現されないまま終了。
先入観で先に電話で確認しなかった方もどうかと思うが、「マリーンズショップ」という名前である以上、当然ながら応援グッズくらい置いてくれ〜っ。←魂の叫び