判断

今日は子どもの小学校の運動会だった。小雨が降ったり止んだりの中、開会式が始まり、一番目の種目である応援合戦の最中に強く降ってきた。この時点で延期が宣言された。雨といえども、会場にはたくさんの父兄が集まっていた。お母さん方は朝早くからお弁当を作ったことだろうし、この日のために遠くから出てきたおじいちゃんやおばあちゃんもいることだろう。今は雨があがっているので、なんとか決行できたかもしれない。しかし、あの状況では子ども達がずぶ濡れ状態になっていた。風邪で熱が出たりする子どももいることだろうし、後々のことを考えれば中止の判断は正しかったと思う。後から聞いたのだが、付近の小学校の状況も情報収集した上での総合的な判断だったらしい。決定に対しては、「決行できたのに」とか「中止にするんだったら、朝からそうすればよかったのに」という意見もあるのが世の常であり、これだけ多くの人を巻き込んだイベントに関する判断は非常に難しいものがある。しかし、適切なタイミングと説得力のある理由により共感が得られるものであると感じた。